京都SJCD 第4回例会活動報告~京都SJCDの活動報告~

2015/12/07

午前中は吉田先生、尾上先生から会員発表をしていただきました。吉田先生は、臼歯部の崩壊した症例に対して臼歯の咬合回復を行った結果、上顎前歯の正中離開が改善した症例を報告していただきました。カリエスによる臼歯の崩壊に加えて、残存歯歯頚部のラインからもともとの咬合状態がどうだったかなどのディスカッションで盛り上がりました。尾上先生からは、上顎に磁性アタッチメントを使用した総義歯の患者さんに対して、AGCを利用した術者可撤式の上部構造を作製し、咬合再構成を図った症例を発表していただきました。顔貌写真やセファロ分析から適正な上顎前歯の位置を検討し、明確な基準をもって治療を進めておりました。患者さんの生活レベルを維持する、シンプルな補綴設計、メインテナンスのしやすさなどをキーワードにフルマウスの治療を行う上で、とても参考になる発表でした。

午後からは当会の顧問をしていただいている本多正明先生のご講演でした。欠損歯列の診断と欠損補綴のLongevity~歯列弓の保全と咬頭篏合の安定~というタイトルで講演していただきました。咬合治療を成功させるための臨床的基準として、顎関節と周囲組織の調和、歯列弓の保全、咬頭嵌合位の安定、円滑な下顎運動、レントゲン上での治癒の確認、ということを挙げられ、それぞれについて詳細に教えていただきました。また咬頭嵌合位を安定させるための咬合面形態についても詳しくお話ししていただき、とても半日では足らないような内容でした。

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